Amazon Echo Dotをさわってきた話
T-Lab. Academy Tinkering & Hacking Event 2Days に参加してきました。
T-Lab. とは
T-Lab.とは、株式会社テイジイエルが主催するソフトウェア開発技術者の勉強会です。
今回のイベントは2日かけて、学生とテイジイエルの社員の方が、用意されたデバイスで好きに遊んでみて、何でも良いので成果物を作ろうというイベントです。
ラズパイとかドローンみたいな流行りものから、Amazon Echo Dotみたいな日本未発売のものまで色々なジャンルのデバイスが揃ってました。
僕はおそらく一番触れる機会が少ないであろうAmazon Echo Dotに挑戦しました。
Amazon Echo Dotとは
「Amazon Echo Dot」はAmazonのスマートスピーカーで、Amazonが提供するクラウドベース音声認識サービスの「Amazon Alexa」を利用できます、Appleで言うところの「Siri」みたいなものですね。
Echo Dotは前述の通り日本未発売です。
2日間色々さわってみて
日本未発売なので、とにかく日本語で書かれた資料が少なくて困りました。初日はなんとかネット上に転がってるサンプルを動かしただけで終わってしまって、寂しかったです。となりでは、同じく日本未発売のAWS IoT Buttonを使っていましたが、ボタンを押してツイートできたりしていたのですごいなぁって。
二日目にはある程度勝手が掴めてきてEcho DotとAlexaとAWS lambdaの関係が理解できるようになりました(遅い)
lambdaではPython2.7を使いましたが、初めてPythonを書いたので練度が低くてエラーを連発している間に時間終了。
英単語でしりとりをさせる予定だったんですけど、完成させられませんでした。
単語リストもTOEICの対策ページからスクレイピングしてきて取得できてたし、他の処理もローカルでは問題なく動いていたのに、lambdaでエラーを吐かれて撃沈。
EchoはAlexaのAVSというSDKを使ってRaspberry Piで再現できるみたいなので、今度作ってしりとりを完成させたいですね。コードはネットから拾ってきてコピペしている部分もあって、ライセンスがよく分からないので、公開はできないかもしれないです。
今回の勉強会で学んだこと
一番大事。
Python
まずはPythonが少しだけ書けるようになりました。一番重要かもしれない。
自分は一人だとなかなか新しい言語を学ぶ気になれない(学んでる途中で既知の言語を書きたくなってしまう)ので、こういう機会を利用して新しい言語を覚えていくのはアリかもしれないですね。
AWS
それからAWSの知識が少しだけ付きました。lambdaとAlexaの挙動はだいたい掴むことができたし、lambdaとどんなサービスが連携できるのかも知ることができたのは大きな収穫ですね。今までAWSの存在は知っていても、全く興味はなかったので、この勉強会に参加していなかったら絶対さわっていなかっただろうし、何ができるのか知ったおかげで興味が湧きました。
AWSを扱えると就活がちょっぴり有利になるかもしれないことも聞けたので、またAWSはきちんとやるかも。
Webスクレイピング
しりとりで使う単語リストを取得するのにTOEICの対策サイトからスクレイピングしました。
PythonでWebスクレイピングする某本を持っているんですけど、1ページも読めてないので良い機会だったので使ってみました。
今までにもスクレイピングのようなものをしたことはあったんですけど、curlしてgrepしたあとsedでsortしてuniq......みたいなことをしていて半分手動みたいなものだったので、パースとか初めてやったし、色々応用効くのでやってよかったと思う。
以上です。Echo Dotは基本的にlambdaでAlexa Skillを作ってどうこうするものなのでlambdaをもう少し勉強しないとなぁ。
勉強会の雰囲気
勉強会が始まるまでは、テイジイエル社員の方にデバイスの使い方を教えてもらいながら何ができるかを自分で考えて、成果物に落とし込む感じの流れだと思ってたんですけど、始まってみたら社員と一緒にそのデバイスの使い方を調べるところから始まって、学生が四苦八苦しているところを、社員が実務で培った技術力でなんとかする様子を眺めるイベントでした。悪い意味ではないです(楽しかったので)。
次は2ヶ月かけてテーマに沿ってもっときちんとした成果物を作るイベントがあるので、それに参加してみたいです。