高精細(1μm)な光造形3DプリンタM-Jewelryがすごい話
先日、Kickstarterで積層ピッチ1μm(0.001mm)まで対応していて、かつ手が出せる範囲の値段のDLP方式3Dプリンターを見つけたので、備忘録も兼ねてその紹介です。
ラインナップはM-Jewelry U30と、M-Jewelry U50の二つ。
U50はU30に比べてより大きい造形テーブルを搭載しています。
UV Optical BandはUVレーザーのスペクトルで、いわゆる最近流行りの100%UVなので、造形後の再照射が必要ありません。
積層ピッチは驚異の1μm。
他の主要な低価格光造形3Dプリンタと比べてもダントツの精度。
スタンドアロン型で、本体正面のタッチパネルから操作できるようになっています。
またWi-Fiにも対応しているので、よくあるスタンドアロンだけど、結局SDカードにGコード入れないと使えなくて、普通のプリンタの様にデスクトップからの操作だけでプリントできないものとは違い、PCにUSBケーブルを抜き差しする煩わしさからも解放してくれます。
Jewelryと名乗るだけあって、積層痕はまず分かりません。
ソースのKickstarterのページでは、ロストワックスでリングやアクセサリーにしている写真も多数掲載されています。
スライサーも専用ソフトが付いてきます。
自由にサポートを付けることもできるようです。
DLP方式ということで、SLAに比べて爆速でプリントできるし、複雑な形状でもめちゃくちゃ時間掛かったりしないのでいいですね。
以前は高い金払って光造形買うくらいならFDMで良いじゃんって感じだった積層ピッチもついに1μmまできたので、家庭用光造形3Dプリンタはまだ買ってはいけないみたいな風潮ありましたが、そろそろ買ってもいい時期なんじゃないですかね。
値段も十分低価格だし。
残念ながらこのエントリを書いてる段階で、1999ドル出資のU30は売り切れてしまっていますが、2199ドル出資するとU50が手に入ります。5ドルから出資は可能なので、興味ある方は出資してみても良いんじゃないですかね。