魔法つかいプリキュアの映画を観てきた話
2016年のプリキュア秋映画を観てきたので、そのレビューとネタバレです。
一応途中まではネタバレ含んでない(ただしCMとOPでバレてるネタは既知としてよいものとする)です。というか観る前に書いてます。それも嫌ならブラウザバックで。
一緒にプリキュア観に行ってくれるリアル大友がいないし、一人で家族連れに挟まれながら映画館に入って行けるほどの強靭な精神力を持ってない僕でも、公開から2週間経つと、そろそろ家族連れも減ってきて観に行きやすくなりましたね。
そんな全国のプリキュアおじさんも、もう観たよね?
モフルンはあざとい?(ネタバレなし)
今回のプリキュア映画は3人+1匹(?)です。ぬいぐるみ(自分の意志で動く)の助数詞って匹で合ってるのかな?
モフルンが変身するのはOPとCMで散々ネタバレしてたし、そもそもタイトルが「映画 魔法つかいプリキュア! 奇跡の変身!キュアモフルン!」だし、これはネタバレには含まないこととします。
あざとイエロー!
今回のプリキュアは変身アイテムによって色が変わるので、どのキャラが何色のプリキュアとかはあまりないのですが、モフルンは明らかにイエローですね。
イエローは毎度あざといキャラが多いですが、モフルンはぬいぐるみだし、あざといとかじゃなくて純粋に可愛かった(過去形)のが、変身バンク見てびっくり。キメッキメのピースウインクであざとさ全開である。
ちょっと引く。いや可愛いけどさ。
アニメ版
アニメでのモフルン主役回だとピンクだったけどさすがに主人公の色は譲れなかったのね。
あと結構気になってるのが、さすがにトパーズミラクルと配色・デザインがかぶりすぎじゃないですか?
プリン乗ってない方のトパーズ
ドレスの袖とか、後ろの紐とか、リボンとか。あと背景が似た感じなのが拍車をかけてるよね。
ちなみに画像検索するとキュアレモネードにヒットしました。
短編フルCGモフルンのもふもふ感がエモい(ネタバレなし)
これは主観ですが、プリキュアの最もすごいところって、実はこの3DCG技術にあるんじゃないのかなと思ってます。 フレッシュ以降はプリキュアEDといえば3DCGダンス(ダンス自体はSplush☆Starの『ガンバランスdeダンス』が初)が恒例となっていますが、明らかに毎年技術が進歩してるんですよね。
matome.naver.jp 進化の歴史
特に去年のぷりぷり単独映画の短編2つの3DCGは、今まで映画での3DCGシーンはEDだけだったのが、がっつり3DCGオンリーの作品になってました。
やはり劇場版初のフルCG作品ということで、それまでのものよりも気合が入っていて、
「プリキュアとレフィのワンダーナイト」はCGダンスEDの系譜を継いだ正統派
ぷりぷりのEDと同じ絵柄ですね
「キュアフローラといたずらかがみ」は今までのとはまた違う方向性
不気味の谷なんてどこ吹く風
なイメージで観てました。
注目すべきは、いたずらかがみです。どうです?エモくないですか?
そして今作はこの「いたずらかがみ系CG」にさらに磨きがかかってます。
エ、エモい……!!
もはや、静止画だけでも十分見応えのある仕上がりです。
これが映画館で動くんですからプリキュア好き嫌い関係なく観に行かないと(特に3DCGやってる人は)損しますよ。いやマジで。
特にもふもふ感が半端なくて、実際のモフルンぬいぐるみと比べても大差ない。
割とマジで本物とCGで見分けがつきません
これから単独映画は本編セル+短編CGの流れが定着していってくれると、次はさらにエモいCGが出来上がるわけで、ぜひ来年もやってほしいですね。
ところで、エモいってどういう意味ですか?
映画館でウキウキしてるチビっ子たち(ネタバレなし)
みんな両親に連れられてウキウキしてました。
目がキラキラしてました。
楽しそうでした。
こちらからは以上です。
短編を観てみて(ここからネタバレ)
ここからはネタバレしまくるので、まだ映画を観てない(観るつもり)の人は回れ右。
短編のちゃんとしたタイトルは「キュアミラクルとモフルンの魔法レッスン!」です。
前作の短編「キュアフローラといたずらかがみ」はセリフがなかった(一応驚いた声など、完全に無声なわけではなかった)のに対して、今作の短編はばっちりセリフがあったのでびっくり。
先ほど魔法レッスンを「いたずらかがみ系」と言いましたが、どうもワンダーナイトの手法も取り入れているらしく、プレスコを採用してるみたいですね。
まさに前作を進化させたって感じです。サイレントはウケ悪そうだったしチビっ子たちの要望を取り入れてるのかな?
基本的にミラクルとモフルンがお互いに魔法を掛け合って話が進んでいくんですが、衝撃のサプライズが隠されていました。
モフルンが辺り一面をお花畑にする魔法をかけたとき、誰もがこんな風に思ったはず。
「花は……こんな風に咲いた……?」
ぷりぷり47話のはるはるの名言です。
そんなモフルンの魔法がミラクルに当たると、
なぜかキュアフローラ登場
……唖然。すでに泣きそう。
開いた口が塞がらないとはこの事。本当に驚きました。当然、声もちゃんと嶋村侑。
残念ながら魔法はすぐに解けてキュアミラクルが仕返しにモフルンに魔法を掛けると、
なぜかペロ登場……って誰やお前!
東映アニメーションが今年で60周年を迎えるので記念にってことで、看板キャラのペロがカメオ出演。
でもこれチビっ子たちに絶対伝わらないと思う。ていうか俺も映画終わってから検索して始めて知った。
まあそんなこんなで短編は終了。最後にミラクルが締めのセリフを言ってテンポよく本編へ突入します。
本編「奇跡の変身!キュアモフルン!」を観てみて
控えめに言って泣く。
ここ最近のプリキュア映画は内容自体は不作続きだったんですけど、本当おもしろかった。
開幕いきなりドンヨクバールとの先頭で始まって、ひさびさのダイヤ浄化技で瞬殺。あれはどの幹部が呼び出したんだろう?
戦闘が終わると夕焼け空に流れ星を見つけます。
流れ星発見→落ちてくる→おでこ直撃という完璧な流れ。
俺「あれ絶対メップルだ」
落ちてきたのはメップルではなくお祭りに使うアイテム。所謂ミラクルライト。大人になると貰えなくなる。悲しみ。
ナシマホウカイにいる参加者の額にダイレクトシュートとか追跡魔法怖い。
みんなでマホウカイに移動してお祭りスタート。
フランソワさんがお着替えを用意してくれる。みらい脇。
100年に1度願いの石が目覚め、今日はそのお祭りらしくて大賑わい。
ミラクルライトに願いを込めると風船が膨らんで、願いの石に選ばれた人が願いを叶えることができるそう。薄い本展開。
魔法生物たちのサーカスっぽいところにはーちゃん突撃。初見のフレアドラゴンとアイコンタクトで合体イリュージョン。ショーの終わりにはほっぺベローン。
ヒャッコイ島のアイスドラゴンもそうだけど、はーちゃんはドラゴン無双かな?
お祭りには、くまモンとあべのべあしか分からなかったけど、他にもいっぱいクマ系ゆるキャラがやってきてました。
モフルンが大きなクマ型風船を作って優勝。みらいはまだ自分の願いがなんなのか分からないみたい。
校長「欲しいものは?」
モフ「ないモフ」
校長「行きたい場所は?」
モフ「ないモフ」
校長「やりたいことは?」
モフ「ないモフ」
チビっ子たちは大ウケ。
この辺はやっぱり何年も幼女先輩相手に商売してるだけあって、ウケ取るのも上手ですね。
モフ「みらいたちが楽しいとモフルンも嬉しいモフ」
ここはモフルンが元は子供たちに喜んでもらうためだけに作られたぬいぐるみってことが関係してるんですかね?それともただ心優しいだけなのかな?
代わりに、みらいたちの願いを叶えて欲しいと言う。モフルンぐう聖。泣く。
とそこへ、不穏な影が忍び寄る。今回のボス登場。クマ。
我が名はダークマター、そげぶ。魔法使いを根絶やしにしたいらしい。
みらリコはーはすぐさまプリキュアに変身。マホウカイではもう隠す気ないのね。
サファイアに変身。戦闘BGMが格好良かった。キュアメタル。
リズ先生が風魔法でプリキュアを援護。魔法学校の先生たちも参戦。
しかし、すごい魔力で格の違いを見せつけられ敗北。ただしはーさんは民間人の避難誘導したり、めっちゃ仕事してる。有能。
願いを叶える権利を有しているモフルンはそのまま連れ去れられる。私たちのモフルンを返して。
自分の命より大切なモフルンを失った病みらいは1人でモフルン探しの放浪の旅。
長時間モフルンを探して疲れと空腹からほうきから落ちそうになったところをリコがキャッチ。追いつけたみたい。
なんやかんやでそのまま落ちてしまう2人。みらいのほうきは折れてしまったけど、それでも無気力にモフルンを探しに行こうとするみらい。
リコ「あなたまでいなくなったら、私はどうすればいいの?」
泣く。さすが公式カップル。
遅れてやってきたはーちゃんにも説得されて、みんなで探しに行くことに。
とりあえずみんなお腹が空いているので、リコが持ち前の知識を使って食べられるヤナオニの実を採ってきます。
しかし、ヤナオニを食べる際の注意を聞く前にはーちゃんがパク。瞬間悪臭。
ヤナオニは種を噛んでしまうと、とっても臭いそう。
みんなで大笑いして、いつもの元気を少し取り戻したみらい。それでも脳裏にはモフルンがちらつきます。
みらいは自分の願いは皆と一緒にいることだと気がつきます。( ´∀`)イイハナシダナー
一方その頃連れ去られたモフルンは、どんちゃん騒ぎ大脱走。
チビっ子たちは大ウケ(2回目)
なんとか逃げることに成功したモフルンはクマの里に不時着。フランソワさんに見繕ってもらったドレスも逃げる最中でどこかに飛んでいったみたい。
クマたちに挨拶していると、急にみんなが何かに怯えるように身を隠す。何事かと思ったら奥から黒いクマが歩いてくる。
どうしてみんなが怖がっているのかよく知らないモフルンは黒いクマにも挨拶。そのまま黒いクマに着いていく。
しばらく話しているうちにモフルンと打ち解けた黒いクマは自己紹介をする。名前はクマタ。
お腹の減ったモフルンにクマタはクッキーをあげます。おいしそうに頬張るモフルン可愛い。
まだお腹の空いているモフルンにクマタはクッキーでできたお家をプレゼント。クマタは魔法が使えるみたい。
でも詠唱破棄だし、無からクッキーを生み出してるし、魔法というかムホーっぽい?
クマタのお気に入りの場所に連れて行かれ、ここに残れと言われるモフルン。
当然みらいたちに会いたいモフルンは残らず、クマタに別れを告げます。
するとクマタの様子が一変。黒いオーラみたいなのが溢れる。
それまで魔法が使えるからってだけで、クマからも魔法使いからも忌避されてきたクマタはやっと友達になれそうだったモフルンにも拒絶されて激怒。
クマタ「俺が、一体何をした ……!」
このセリフはグサッときますよね。ガッシュの第1話での「今日清麿が学校に来て何をした!〜以下略」の名言を思い出します。
生まれ持ってしまった力が余りに強大すぎた者しか分からない悲しいジレンマ。「天賦のジレンマ」と名付けよう。
どんどんオーラは大きくなって、ダークマターになりました。実はクマタの正体はダークマターでした。知ってた。
ダークマターになったクマタは、モフルンに交渉を持ちかけます。俺の言う事に従えば、みらいたいちには手を出さないと約束すると。
それはモフルンにとって重たく辛い選択でした。
そうこうしてる間に、みらいたちがモフルンの風船を頼りに、モフルンのすぐ近くまで来ていました。
みらいのほうきは折れているので、リコのほうきに二人乗りです。リコほうき乗るの上手くなったなぁ。
ダークマターに見つかり、今すぐ手を引くよう警告を受ける。
みらい「私たちのモフルンを返して」
いつもの。略してわたモて。みらいってすっかりキレキャラが定着してるよね。
ダークマターは初めは攻撃はしないつもりだったが、みらいたちの一歩も退かない姿勢を見せられ、黒いドラゴンを操り攻撃をしかける。
みらリコはモフルンがいないので当然変身できない。でもはーちゃんは問題なく変身可。有能。
バンク全カットで即変身を終えたフェリーチェが俺がこいつを食い止めるお前らは先に行け。熱い。でもそれ死亡フラグって言うねんで。
みらリコは先に進みます。
しかしダークマターに先回りされて対峙します。ドラゴンの方はきちんとフェリーチェが足止めしてくれてるみたい。有能。
ダークマターが生み出した使い魔たちに囲まれてしまいます。
リコ「キュアップ・ラパパ!風よ巻き起こりなさい!!」
変身できなくても、序盤でダークマターが襲撃してきたときにリズが使っていたのと同じ魔法を使って応戦。熱い。
よく考えたら、魔法を使えるということは彼女らは歴代プリキュアの中で生身なら最強なんじゃ。まさかゆりさんより強い女の子がいるとは。
同じくリコも死亡フラグを立て、みらいをほうきに乗せてモフルンの元へと送り出します。
ようやくモフルンの元に辿り着いたみらい。
モフ「モフルンは帰らないモフ」
苦渋の決断を下したモフルン。みらいたちが楽しくあることこそモフルンの願い。みらいたちが傷付くくらいなら帰らないと。自己犠牲の精神。
何にしても泣く。
「私たちが楽しく笑えるのはモフルンが居たからなんだよ!」
モフルンの選択を聞いたみらいは自分の願いはみんなと一緒にいることだと告白する。このあたりから本当に泣いた。
野暮なこと言うけどその距離でその音量だと聞こえるわけないよみらい。
そこへ感動の再会に水を差すようにダークマター登場。
リコは敗れて紫の水晶に封印されていました。
みらいとモフルンがお互いに駆け寄ったその時、ダークマターの持っていた願いの石が光を放ちます。
モフ「モフモフモフルン!キュアモフルン!」
遂にモフルンが変身。バンクは結構あっさり。もうちょっと長くても良かったと思う。
「モフモフモフルン」って語感のせいでじゃんけんしたくなる。イエローだし。
ダークマターがみらいを魔法で縛りあげます。
モフ「モフルンは、ちょっと怒ってるモフ!」
大サービス作画でモフルンアクションスタート。今年のクライマックス挿入歌『鮮烈!キュアモフルン』が流れて盛り上がってくる。なんと英歌詞。チビっ子に歌わせる気なんて毛頭ない。でも格好いい。
小柄な体格を生かして素早い弱Pを連発し相手に反撃の隙を与えない。アクロバットな動きで相手を翻弄し、完全に主導権を握りみらい奪還。
きちんとみらいと再会を果たしたモフルン。モフルンが完全に人型になっててびっくりするみらい。
「「夢じゃな〜い」」
チビっ子たちは大ウケ(3回目)。
このシーンはアニメOPで見たときからずっと気になってたんですよ。キュアモフルンに変身してるということは終盤のシーンなのは間違いないだろうけど、日常パートっぽいこのほのぼの感。今回の映画で割と好きなシーンです。
モフルンは変身後も語尾は〜モフみたい。はーちゃんがはーさんになるみたいにモフは消してもよかったよなぁと。人型でモフモフ言ってたらなんか痛い。
その後モフルンは戦闘に戻り、みらいは水晶に閉じ込められたリコの元へ。
そしてみらいがほうきでモフルンを援護。機動力をさらに加速させる。
ほうきサーフィンを披露するモフルン。
モフルンは魔法でほうきを増殖させ(そんなことできたの)さながらファンネルと化したほうきでダークマターの魔法をガード。
ほうきを連結→巨大化させて仮面ライダー555を彷彿とさせる一撃でフィニッシュ。
リコを任されたみらいですが、水晶をどれだけ叩いてもリコを助け出すことはできません。
どうすればいいのか。みらいの出した答えはヤナオニの実。
勇気を出して一気に種ごと嚙み潰し、臭いで目覚めたリコは水晶を破壊して脱出。もうなんでもあり。
チビっ子たちは大ウケ(4回目)
リコを助け出したものの、未だ生身のみらリコにダークマターの魔法が飛んで来ます。
すると頭突きで壁をぶち抜いてやってきた、フレアドラゴン(序盤にショーしてたやつ)とフェリーチェが魔法をはじきます。有能。
その位置に乗ってると、壁に頭突きしたときにフェリーチェ巻き込まれてない?って思ったけど、まあいいか。
ここで回想が入って、フェリーチェが相手をしていたドラゴンはダークマターによって操られたフレアドラゴンだったことが判明するんですけど、フェリーチェが攻撃した部分はすぐに再生するものの、元の白い体に気がついてフェリーチェがフレアドラゴンだと気付くんですよ。この時フェリーチェが攻撃したのは”目”なんでよね。バッチリ急所狙ってるんですよ。さすがフェリーチェさん。殺るときゃマジ、容赦しない、ギャップが魅力♪
ここで四人揃ったので変身。合同バンク。ただし大幅カット。
いよいよダークマターとの総力戦です。
次々にスタイルを変えながら壮絶な攻防を繰り広げます。
驚いたのが、モフルンも一緒にスタイルチェンジできるんですよね。ほんの数十秒のためにデザイン考えてって、キュアモフルン相当スタッフのお気に入りなんだろうなぁ。
そしてトパーズに変身したとき、あのトパーズファンネルがなんとプリキュアに変形!
な、なんだってー!!
ミラクル×4+マジカル×4+モフルン×4+フェリーチェ×1の総勢13人!超熱い。話がおもしろくなるなら、細かいことはおかまいなし。さすが田中裕太監督。
総攻撃を仕掛けてダークマターは倒れます。
校長「やったか……?」
ことの一部始終をキャシー(水晶さん)から見ていた校長。フラグを立ててしまいます。
ダークマターを倒したと思いみらいは変身を解いてしまいます。
ダークマターは起き上がり、みらいに殴りかかります。
モフ「危ないモフ!」
身を呈してみらいを守り、ダークマターのパンチをもろに食らったモフルンの胸のブローチは砕けてしまいます。
例のシーンを思い出す……
プリンセスになんてなるな!
ブローチを砕かれ、ただのぬいぐるみに戻ってしまったモフルン。いつもの目の輝きは失われてしまっています。
ダークマター「何が仲間を守るだ。そのおかげで、自分が動けなくなってしまったではないか」
みらい「本当にそう思っているの?だったら、あなたは何故泣いているの?」
ダークマターが付けていた仮面が取れ地面に落ちます。そしてダークマターの目には涙が流れています。ここで涙腺崩壊。こんなの反則すぎる。
みらい「きっと、あなたはモフルンと友達になりたかったんだよ」
自分の本当の心を知って改心したダークマターの体から黒いオーラが抜けていき、気がつけばダークマターは元のクマタに戻り、魔法も使えなくなっていました。
しかし黒いオーラは消えるのではなく、より大きくなり、ダークマターの意志を継いで世界を壊そうと動き始めます。
みらい「モフルンはいるよ。ここに。」
泣き所多すぎて困る。ていうか周りの親御さんもここは完全に泣いてた。
世界を壊す黒いオーラに止まるよう魔法をかけるみらい。しかし巨大な黒いオーラは止まるわけもなく、リコとはーちゃんも加わり3人で必死に呪文を唱え続けます。
それを見た校長はみんなにミラクルライトの応援要請。今までのレギュラー放送で登場したキャラクターたちが次々と映し出され、ミラクルライトに願いを込めます。
世界中からミラクルライトの力を借りて、ついに黒いオーラは動きを止めこちらを振り返ります。そして……
モフ「とっても、とーっても甘い匂いがするモフ」
分かっちゃいたけど、みらいの姿を見てからのモフルン復活はやっぱり泣く。
しかも願いの石と諸々の力で新たにハートフル・リンクル・ストーンも創造。
4人でもう一度変身。スーパープリキュア・ハートフルスタイルです。オーバーザレインボーに近いけど、天使っぽさがプラスされてます。
さらにレインボーキャリッジもどこからともなく現れます。
黒いオーラに向かって最後の一撃プリキュア・エクストリーム・レインボー。ポーズがちょっとライダーっぽかった。
スタッフに仮面ライダー好きな人でもいるのかな?
そうして黒いオーラは消え、マホウカイには再び平和が訪れました。
願いの石の効果も切れたようで、キュアモフルンとはここでお別れ。いつものモフルンに戻りました。
クマタが去ろうとしたところをモフルンは引き止めます。
モフ「一緒に来るモフ?」
クマタ「いや、いい。悪かったな。」
モフルンの申し出を断り、クマの里へ戻っていくクマタ。そこではクマたちがクマタを歓迎してくれていました。
みらい「あの子の願いって、友達が欲しいってことだったよね?」
リコ「そうね」
みらい「だったらもう叶っているよね」
そしてEDが流れます。最近聞いてなかったピンクのプールED 。
モフルンのモデルがキュアモフルンになってるのを期待してたんですが、通常モフルンのままでした。
いろいろ思い出しながら書いてるので、ちょいちょい齟齬が(セリフとか特に)あるかもしれませんけど、大方はあってるはずです。
来年の春映画予告
そしてこちらも見逃せないですよね。
新プリキュアは1人?
前々から公表されてたし、人数と尺的にそろそろ限界なのは分かってたけど、はっきりオールスターズじゃないって名言されるとやっぱり寂しいですよね。
中央の新プリキュアがキュアエコーみたいな映画限定追加戦士なのか、正規プリキュアなのかも気になるところですね。
ちょっと和風なコスチュームも今までにない感じが新鮮でいいですね。
それに新プリキュアの左にいる珍獣ポジションっぽいやつも、今までのより、デフォルメされてなくて手足や顔立ちがしっかりしているのも見逃せません。
色々と気になることが多い次回映画。今後も目が離せませんね。
全部観終わって
面白かったけど、正直手放しで傑作と言えるほどでもなかったかな。映画レビューで星4.1くらいの体感。
ちょっとダークマターが魔法使い淘汰に乗り出す理由が弱すぎたかなぁって感じですね。
避けられてきた腹いせだったら森のクマたちも皆殺しにしないとダメだし。そこは元々の優しさが残ってたのかな?
それにエンディングで急にクマたちがクマタを受け入れたのも納得がいかないです。みんな急に心許しすぎ。
でも敵の思想とか理念みたいなのを深く掘り下げていたのは好印象(アニメの幹部もぷりぷりぐらいやってほしい)だし、これぞ魔法バトルって感じの戦闘シーンもすごくよかった。レギュラー放送での戦闘シーンは今までのプリキュアっぽい戦闘で、魔法つかいである必要性は特にないですからね。
ネット上で他のレビュー記事見るとちょこちょこチビっ子たちの応援の声がなかったとか、あんまりミラクルライト降ってなかったとかっていうことを書いてあったりします。これは多分今までの映画は結構珍獣組みがメタ的にスクリーンの前のチビっ子たちに話かけてくれてたのが、今回は校長が暗喩的にしか応援を要請しなかったからミラクルライトのことなんて皆忘れてたってだけなんじゃないかなと思います。
事実、短編ではミラクルが話かけてくれるので、けっこう皆ライト振ってましたし。
一番よかったのは最後の13人バトルかなー。オールスター系1作目の登場プリキュアが14人なのでほぼオールスターズですね。いい発想だし、めちゃくちゃ熱い。ただまあ、あれやっちゃうとファンネル使えなくなってトパーズいる意味なくなっちゃうのはまた別のお話。
あとこれは映画に限ったことじゃないのですが、今回のプリキュアは全員アホの子担当なので表情が豊かで画面が楽しいですね。できるだけシリアスを抑えて楽しいところはバンバン騒ぐ感じの映画でした。
この映画、実はみらリコの活躍ってほとんどないんですよね。主人公2人が活躍しないってパターンは珍しいですね。(今回が初じゃない?)
レギュラー放送もここ数話はモフルンに焦点を当てた話が多かったし、本当モフルンはスタッフの寵愛受けてる。あっちでも最終回直前とかでキュアモフルン出してくれないかなぁ。
実はみらいたちがフランソワさんに作ってもらった服は、全国のチビっ子が応募した私服のデザインから選ばれてるんですよね。だからみらいはノースリーブ。だから脇。
スタッフロールに「Unityエンジニア」の項目があったので、ひょっとしてあのCGはUnityで作ってる?シェーダ頑張りすぎちゃう?
ざっとこんな感じです。もうレビューというか解説の域ですね。ちょっと書きすぎた14000文字くらいある